iDeCo(イデコ)は、度々改正が行われ、少しづつiDeCo(イデコ)の活用の幅が広がっています。
今年度も改正が見込まれており、より実効性の高いものになりつつあります。
多くの資産形成の方法がある中で、初心者がまず始めるべきはiDeCo(イデコ)をおすすめします。
それは他にはない大きな税制上のメリットがあるからです。
では、そのメリットは、以下の3点を挙げることができます。
- 掛け金が全額所得控除される!
- 分配金の含めた運用益も非課税!
- 受け取るときも大きな控除がある!
掛け金が全額所得控除される!
iDeCo(イデコ)に拠出した掛け金は、全額所得控除されます。
これはとても大きいメリットですよね。
あなたがサラリーマンであれば、所得税の軽減分は年末調整で年末に受け取れます。つまり、年末のお小遣い増える感覚です。
そして住民税の軽減分は翌年の住民税が軽減されます。これは、ふるさと納税のイメージです。
具体的な金額は、例えば、毎月の掛け金を1万円とした場合、1万円×12か月=12万円全額が税額軽減の対象となります。
所得税(10%)、住民税(10%)とするなら、年間2.4万円の税金が軽減されることになります。
それが掛け続けている限り続きます。
トータルで考えるとiDeCo(イデコ)に加入するかしないかで、大きな差が出てきます。
分配金の含めた運用益も非課税!
一般的に、投資信託や株式投資などの金融商品は、普通分配金や運用益は税金が課せられます。
現在の税率は、20.315%源泉分離課税です。ところがiDeCo(イデコ)の場合、運用益は非課税で、再投資に回されます。これは長期運用をする上ではかなり重要なことです。
例えば、1万円運用益がでたとすると、一般的な金融商品では、20.315%源泉分離課税されるので、手残りは7,968円に減ってしまいます。
一方、iDeCo(イデコ)の場合は1万円の運用益をそのまま再投資に回すことができます。長期の複利効果を考えれと、iDeCo(イデコ)のお得さが際立ちます。
受け取るときも大きな控除がある!
iDeCo(イデコ)は年金制度です。一般的に年金は受け取るときに税金がかかってしまいます。
ところが、iDeCo(イデコ)なら受取方法に関わらず一定額まで非課税なのです。
iDeCo(イデコ)は、受け取る際には、年金で受け取るか一時金で受け取るかを選択することができます。(併用できる証券会社や銀行もあります)
年金として受け取る場合は、「公的年金等控除」、一時金の場合は、「退職所得控除」の対象となります。
いずれにせよ、金額が大きいですので、控除を受けられるかどうかは大きな差になります。
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